街中で電気工事をしているところをよく見かける、という方も多いでしょう。
工事の種類は、電気通信工事と電気工事のどちらかに分かれます。
そこで今回は、電気通信工事と電気工事の違いについて見ていきましょう。
▼電気通信工事と電気工事の違い
■工事で扱う電力
電気通信工事では、弱電設備と呼ばれる弱い電力を用いた設備機器の工事を行います。
中心となるのが情報通信設備で、インターネット回線や電話の設置などです。
一方の電気工事は、建物全体に電力を供給するための設備工事を手掛けます。
鉄道といったインフラ設備にも携わるなど、大がかりな電気工事がメインです。
両者では、扱う電力の大きさに違いがあることがわかりますね。
■工事の内容の違い
先述したように、電気通信工事と電気工事では取り扱う電力の大きさが異なります。
そのため、工事の内容が全く違うのが特徴です。
以下に主な工事の例をまとめました。
【電気通信工事】
・有線・無線電気通信設備
・データ通信設備
・放送機械設備
有線・無線電気通信設備は、インターネットや携帯電話・スマートフォンの利用に必要な工事のことです。
光ファイバーケーブルを建物の中に引き込んだり、携帯電話を利用するための中継基地の設置などがあります。
データ通信設備は防犯カメラの映像をデータとして送ったり、センサーを用いて光や音で警告する装置を作動させる工事です。
放送機械設備には、工場をはじめとする建物内での呼び出し装置が該当します。
【電気工事】
・発電設備
・変電設備
・送配電設備
電気工事で取り扱う設備はいずれも電力が大きく、十分な注意が必要です。
最大で500kwをこえる発電所や変電所の工事には、専門の知識と技術を有する電気工事士の存在が欠かせません。
▼まとめ
電気通信工事と電気工事は、扱う電力の大きさと工事の内容に違いがあることがわかりました。
電気通信工事は弱い電気を、電気工事は大きな電力を扱うと考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
豊田市を拠点とする弊社は、電気通信工事を専門に手掛けております。
電気通信工事のことは弊社に、お気軽にお問い合わせください。