非常事態が発生したことを知らせるのには、非常用放送設備が役立ちます。
そんな非常用放送設備は、どのような仕組みになっているのでしょうか。
今回は、非常用放送設備の仕組みについて解説いたします。
▼非常用放送設備の仕組みと必要な施設とは
■非常用放送設備の仕組み
非常事態が発生した際、建物内にいる人に避難を促すための装置が非常用放送設備です。
自動火災報知設備と連動しているのが特徴で、火災報知器が鳴ると自動的に避難を呼びかけます。
とはいうものの、たいていの人はいきなり警報が鳴ると驚くでしょう。
「直ちに避難してください」といった放送が流れると、パニックに陥る恐れもあります。
そこで、まず最初に注意して放送を聞くよう促す文言が流れます。
続いて「避難するにあたってエレベーターは使わないでください」といった具体的な指示がされる仕組みです。
■非常用放送設備を必要とする施設
非常用放送設備は、消防法において規定された建物に必ず設置しなくてはなりません。
主な施設は下記の通りです。
・ホテル
・病院
・公会堂
・劇場
いずれも公共性が高く、多くの人が利用する場所です。
消防法で防火対象物に指定されている施設に非常用放送設備を設置しないと、法律違反にあたります。
▼その他の施設にもあると安心
法律に定められていない施設でも、非常用放送設備があればスムーズに避難ができます。
例えば、広い場所で多くの人が作業をしている工場です。
作業中に大きな音がしていると、電話が鳴っても気付かないかもしれません。
非常用放送設備があれば、工場の中だけでなく外にいる人にも速やかに非常事態の発生を伝えられます。
▼まとめ
火災報知機と連動した非常用放送設備は、公共性の高い施設への設置が義務付けられています。
設置の義務はなくても、工場のように広い施設に設置しておくことで速やかな避難や誘導が可能です。
豊田市を拠点とする弊社は、非常用放送設備に必要な電気通信工事を行っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。